aburi6800のブログ

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【MSX】AndroidでMSXクロス開発環境を構築する(2)

今回は、ubuntuにgit環境を構築し、GitHubSSH通信するまでの設定を行います。
一般的な内容になりますので、詳細は色々と検索すると出てくるかと思います。
Android上にubuntu環境を構築するまでの手順については、前回の記事を参照願います。

aburi6800.hatenablog.com

ubuntuへのgitインストール・設定

(1) インストール

以下コマンドを実行して、gitをインストールします。

sudo apt update
sudo apt install git

よくaptではなくapt-getでインストールする、という手順が書かれていますが、結論からするとどちらでも良いです。
apt-getはAPTの最初のコマンドラインベースフロントエンドで、その設計上のミスを克服したものがaptになります。
ubuntuの14.04以降からaptコマンドが推奨されています。

gitのインストール結果を確認します。

git --version

(2) 設定

初期設定として、まず、以下を設定します。
これらは、コミット履歴などで他ユーザーから見える情報です。

git config --global user.ename = '<ユーザー名>'
git config --global user.email = '<メールアドレス>'

続いて、git pushする際にブランチ名/タグ名を指定しなかったときの挙動を設定します。

git config --global push.default 'simple'

ここで設定する値と意味は以下になります。

  • simple
    • 現在のブランチをupstreamのブランチにpushする。ただしupstreamのブランチ名が現在のブランチ名と違っている場合はpushしない。
  • matching
    • 同名のブランチをpushする。
  • nothing
    • refsが設定されてない場合はpushしない。
  • current
    • 現在のブランチを同名のリモートブランチにpushする。
  • upstream
    • 現在のブランチをupstreamのブランチにpushする。

これまでのデフォルトはmatchingでしたが、git 2.0以降からはsimpleになっているようです。
以前と同じ挙動にしたい場合は、matchingを指定してください。

最後に、これは任意ですが、git commitなどを行った際に使うツールの設定を行います。
VS CodeWindowsでもLinuxubuntu)でも使えるので、設定しておくと便利かと。

git config --global code.editor 'code --wait'
git config --global merge.tool 'code --wait "$MERGED"'

設定値の確認は、以下で行います。

git config --global --list

GitHubSSH通信する設定を行う

GitHubSSH通信するための設定を行います。
SSH キーを使用すると、アクセスのたびにユーザ名と個人アクセストークンを入力することなく GitHub に接続できます。
手順の詳細については、以下の記事を参照願います。

aburi6800.hatenablog.com

なお、上記で記載した手順はWindows(Git bash)で実行するものですが、Linux(ubuntu)でも同じ手順になります。

以上で、Termux上のubuntuにgitの環境を構築しました。
次回はクロス開発環境であるz88dkと、VS Codeをブラウザから使うためのCode-Serverのインストールを行います。