特に今すぐ何か書いて出す、というわけでは無いのだが、以前から電子書籍を自分で作ってみたい、という願望はあった。
以前からJoplinを使用しており、断片的なメモなどはここに全て集めているのだが、単一のノートからPDFファイルの生成はできても、表紙やレイアウトなど本としての体裁までは整えられなかった。
Joplinではマークダウン形式で書いているので、マークダウンから手軽に本としてのPDF(可能ならEPUBも)を作成できないものか、と探していたところ、Vivliostyleというものを見つけた。
オープンソースでnode.jsが動けばどのOSでも使用でき、HTMLで書いた原稿から電子出版・Web出版を可能にするもので、原稿はマークダウン形式のファイルもサポートしている。
組版はCSSで行うため、Webページと同じ感覚で紙面の編集ができる、というものだ。
早速試してみようと、まずはWSL2上でnode.jsのインストールを行い、Vivliostylleをインストールしてみたが、いかんせん公式パッケージで入れたnode.jsがバージョンが古く、失敗してしまった。
node.jsのインストール方法はこれといった標準は無さそうだったが、今後の利用も考慮してnvmをインストールした上でLatest版のnode.jsとnpmを入れ、ようやくVivliostyleが動作するようになった。
node.jsのインストールについては、以下にまとめたのでそちらを参照。 aburi6800.github.io
動作後に公式サイトのチュートリアルを進めていたが、少し古いバージョンを対象に書かれたものなのか、ファイル構成が若干異なっており、そのままでは思うように進められなかった点があった。
それでも断片的な情報を集めつつ手探りで色々と試し、ようやくローカルフォントの指定や体裁の変更ができるようになってきたところである。
こうなってくると、なかなか面白い。

とりあえず、マイコンBASICマガジンの特選プログラムコーナーのようなレイアウトで、自作ゲームのドキュメント作成をゴールに、当面は色々と試してみたいと思う。